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【netflix】KALIFAT (カリファット)感想

※本ページはプロモーションが含まれています

Netflix
とってもハマっているNetflix
むち

Amazon Prime派だったんですが、Netflix配信の世界中のオリジナルドラマが面白すぎ&豊富すぎて、今や自分の中での映像系サブスクサービス1位となっています!

「世界にはこんなに面白いドラマがあるのか」と夢中ですね!

といっても、今、Netflix、Amazon Prime、Youtube premium、U-next、Disney +の計5社を契約しています。笑。

そんなに見れないので、解約していくべきですね。

Netflixと同等にオススメなのがこちらU-NEXTです。

月額料金は他と比べて高額ですが、新作漫画や映画で使えるポイントとして利用できるシステムのため、他の映像系サブスクよりも損することはありません。


さて、早速今話題のKAKIFAT(カリフェイト)のことについてみていきましょう。

私、一気見しましたよ!

ハラハラして残酷な描写のあるのに、やめられないねん。。。
むち

1話ごとも短いので、家事や休憩の合間でも見やすいと思います!

KALIFAT(カリファット)内容

KALIFAT :イスラム帝国という意味です。

全8話(1話46分、最終話のみ53分 計375分)

オススメ度 ★4(最高★5)

スリリングでどんどん先を見たくなる展開だが、鬱エンディング半端ない!

しかしイスラム国とテロ実行犯のリアルさがフィクションと思えない映像です!

さて詳しく見ていきましょう〜。
むち



以下ネタバレ多数です。

KALIFAT(カリファット)あらすじ

舞台は、ISISの支配するイスラム国の「首都ラッカ」とイスラム人移民の多い「スウェーデン」です。

そこに住む主人公たちの物語が同時に展開します。

ISISの首都ラッカに住むISISの戦闘員の妻「ベルピン」

スウェーデン国内のイスラム過激派の制圧に奔走する治安警察官の「ファティマ」

スウェーデンに住むアラブ移民の「スレ」と「リーシャ」の姉妹と友人「ケリマ」を中心に物語が進んでいきます。

KALIFAT(カリファット)主要登場人物

主人公【ベルピン】

スウェーデンイスラム難民のベルピンはISISの戦闘員と結婚し、赤ん坊の娘ラティーファを抱え、いつ殺されるかもわからないドローン攻撃とIS戦闘員や男たちによる支配に怯えて暮らしています。

なんとかして娘を守りたい、、、

その一心で何か方法はないかと考えていた時に拘束された友人が持っていた携帯を預かることになり、スウェーデンの治安警察官ファティマと連絡を取ることに成功。

ファティマにISISのテロ計画を連絡する見返りに、娘と二人でラッカからの脱出を希望します。

主人公2【ファティマ】

熱血溢れる女性警察官。

テロを未然に防ぐという熱意から一人度々暴走し、ベルピンと連絡を取り情報を得てテロの計画をなんとか阻止しようと奮闘します。

途中の身勝手な行動に上司の再三の注意を受け入れられず、テロの捜査から外されてしまいます。

また、その後上司のISISとの繋がりも発見してしまいますが、独自捜査でしくじり途中からは指名手配犯になる始末!

主人公3【スレ】

KALIFAT

三人目の主人公の高校生の「スレ」は思春期真っ只中。

新しい世界への憧れ、移民のため表立ってイスラム教を信仰できない歯痒さから、親友ケリマと共にISISの国に憧れ傾倒していきます。

また好意を寄せている友達の「イベ」が実はスウェーデンで教員をしながらISISの戦闘員であり、言葉巧みに勧誘され、ISへの移住計画をケリマと共に実現させようとします。

さらに物語の後半、「スレ」の妹の「リーシャ」までもIS IS戦闘員「イベ」の洗脳にかかっていきます。

   

リーシャ美人や〜

女性たちの運命はどうなるのか?!

「ISIS」や「イスラム教」テロ実行までの過程など、様々な女性の生き方を中心とした話が、主人公3人を絡めてスリリングに展開されていきます。

タバレあり(カリファット)みどころ

ベルピン編

いきなりの第一話からベルピンの命の危険がある描写!

普段日本で、ニュースでしか目にしないISIS国の状況が切実に伝わってきます

女性は夫以外の前に出る場合はヒジャブ、ブルカ、ニカブを必ず着なければいけません

ヒジャブ  ←これやね

目すら外側からは見えない状態になる姿に、私は見慣れないため「あぁ、イスラム教の厳しさよ」と驚きました

ISIS国からの出国を望むものの、手立てのないベルピンは友人から渡された携帯でスウェーデン警察のファティマと連絡を取ることに成功します

しかし助ける見返りにファティマから内部情報を要求され、数々の危険を冒します

そしてファティマに情報を伝える度に、さらなる要求を突き付けられます

ファティマからはテロを止めたいという思いと共に、手柄をあげたいと思っている節が伝わってきます

そうやって危険を犯しながら情報収集に努めていたベルピンですが、家で夫の仲間のISISの戦闘員に携帯で話している姿を見られてしまいます

その勢いで強姦され、裏切り者とバレた自分は殺されると思い、戦闘員を刺殺しまいます

殺したことがわかれば自分も殺されてしまう!

そこからベルピンは遺体を家の隣の井戸に捨て、廊下の血の海を掃除し、何食わぬ顔で夫と過ごし、ファティマへの連絡を続けます

てゆーか、ベルピンすごい!!!

震えたりバレることを怖がっているのは顔からもわかりますが、根性の座り方が半端ない!

強姦されただけでも一生の心の傷なのに、殺人まで犯し、何くわぬ顔で赤ちゃんを育てながら、ドローン攻撃に怯えながら、夫に嘘をつきながら、情報収集を続けファティマに連絡を取る!

いやいや、無理無理

そこはやはり、娘を守り、出国したいという強すぎる母の思いがあったからでしょう

どうしても同じ母親でもある私はベルピンに感情移入してしまう

そしてベルピン役の女優さんがいい!

独特の美しさと静かながらも行動力と勇気を持ち合わせていることがビシビシ伝わってきます

その後、脱出できる車に一度危険を犯して娘と2人乗り込むものの、ISISに囚われたリーシャを救ってから出国しろというファティマの無理難題に悩んだ挙句、脱出を一度諦めるということに!!!

いやいやいや、ベルピン、もういいやん

だから赤ちゃんいて無理やって

人助けてる場合か、自分

そもそも強姦も殺人も緊張した日々もこの脱出のためにどうしようもなかったことだよね、と

リーシャが13歳でというところに同情したのかもしれませんね

でも!!!納得いかない!

逃げろよ!そのタイミングで!

そしてさらに最終話の衝撃!!

※下に続く感想をお読みください

感想

やっぱりあのタイミングで逃げておいて欲しかった!!!!

ファティマ編

さて、一方ファティマはベルピンからの情報収集と共に、独自捜査で上司のISISとのつながりを知ります

その上司をつけ回し、証拠を掴もうとする矢先、自分に間違えられて殺された友人の殺害容疑をかけられ指名手配犯になります

逃亡しながらベルピンからの情報でテロを未然に防ごうと孤軍奮闘

自分も絶体絶命になりながらもベルピンに助けに行くことをチラつかせ、さらに要求はエスカレート

最終的に警察に拘束されますが、裏切り者と思っていた上司はファティマが動く何年も前からこのテロについて情報収集し、計画を練っておりテロは未然に防ぐことに成功します

そして何もかもを知ったファティマはイスラム国にベルピンを助けに一人単身で乗り込みます

要はファティマは一人空回り!!!

これもまた嘘やろ!!!ていう

今までのセオリー的に主人公レベルの女性はここまでわがままで暴走車で、しかも最終的に勘違いで警察にとっても警察官なのに自分の思い込みで計画の邪魔者であったという、、、

1話から身を危険に晒してまで捜査に情熱を注ぐ姿を見てきたので最後の最後で驚きました

主役が勘違いヤローって設定、今まであったか?

自分は安全圏にいながら、ベルピンへの要求の身勝手さ、高慢さからどうも感情移入しにくいな〜と思っていた最初の感は当たりましたね!

次からはどんなドラマでも主役=いい奴と思ったらいけない方式が私の中で出来上がりましたワ

スレ編

KALIFAT

そして、スウェーデンに住むイスラム人移民の高校生のスレです

スレは父親、母親、妹のリーシャと4人暮らし

父も母も普通の人で、仲良く暮らしていましたが、信仰心を顕にしていくスレとリーシャによって家庭内が段々と不穏な空気になっていきます

スレは親友のケリマと共に、講師の助手をしていたイベと知り合い、ISISの動画をシェアされたり、親からは禁止されているヒジャブをプレゼントされたりと洗脳されていきます

   ←ケリマ

「世間で言われていることは嘘なのだ」「素晴らしい国がISISのラッカには待っているのだ」という嘘に騙され、

最終的にスレ、ケリマ、リーシャの3人は親には内緒で自ら、イベの用意したコーディネーターの女性に連き添われISISに向かいます

間一髪のところで警察とスレの父親に助け出されますが、リーシャは連れ去られてしまいます

そして最終話へ

その後イベの正体がわかり、スレは洗脳が解けますが、ケリマは入国できなかったことに絶望し、自殺を図ります

こちらも間一髪のところで助かったのに、人生に絶望したケリマはイベに共に殉職しようと巧みに誘導され、自爆テロのため身体にダイナマイトを巻き付け若者が集うコンサート会場に向かいます

しかし最終的にイベに騙され、自分だけが自爆テロの実行犯として死なないといけないことを知り、会場の全員を避難させ一人で爆発によって亡くなります

同じ頃、イスラム国に入国したリーシャはベルピンに助けられ、助けが来るまで共に暮らしていました

リーシャを助けるために全てを夫に打ち明けたベルピンは夫にも出国を同意させ、いまかいまかと全員でファティマの迎えを待ちます

そこへ迎えにきたファティマ!

無事に助かると思った矢先、実はリーシャは短いイスラム国での生活でISISに洗脳されていたことがわかり、裏切ります

そして計画がバレISISの戦闘員に打たれたベルピン、、、

赤ちゃんを抱えて逃げようとし、背後から撃たれます

混乱の中、負傷したベルピンと共に逃げるようファティマに説得されてもリーシャは残ることを決意します

そして、逃げる道中で亡くなるベルピン、、、

最後に「娘の匂いを嗅がせて」といって亡くなります

KALIFAT(カリファット)感想

いやいやいや、まじか!!!!!!!
むち


というエンディングです。

観ている最中もびっくりして声がよく出ましたが、今もパソコンで感想を打ちながら、「!」マークのカーソル間違えて、その下の「Q」連打するくらいびっくりしています。

こんなに頑張って辛い思いをして、しかも無事に助かる道を一度は蹴って救ったリーシャはイスラム国に自ら残るし、

ていうかリーシャのせいでベルピン撃たれて死ぬし、、、

あの短期間であまりの幼さから洗脳されるとは。。。

生き残って脱出できたのはファティマとベルピンの夫と赤ちゃんのラティーファの3人っていうバッドエンディング。

最終的にベルピンの望みだった赤ちゃんのラティーファは助かりましたが、お母さんのベルピンは死んじゃったし。

そもそもファティマが「リーシャを助けろ」なんて言わなければベルピンは死ななかったのに。

やっぱりベルピンとラティーファ2人で、1度目の脱出の機会に逃げて欲しかった!

主人公ベルピンの結末も救いようがないですが、自爆テロで一人亡くなったケリマも救いようがありません。

アル中DVの父親からやっと逃げたものの、好意を寄せたイベからは最後の最後までキスすらも拒まれ、物語の中盤で自殺を図ったときも誰もフォローはしてくれず。

挙句の果てにイベに騙されて自爆テロ犯になり、爆弾巻き付けて死ぬなんて。。。

ケリマがかわいそうすぎる。

スレには心配してどうにかスレを取り戻そうと必死になってくれる両親や普通の暮らしがあるのに、ケリマは家族も親身になってくれない。

ケリマはなんかもう仕方ないよ〜っていうその家庭環境の悲惨さも、ずっしり重くのしかかります。

自殺の首のロープの痕がありながら、普通の暮らしをしているところなんて生々しすぎて、、、。

まだ10代で、これから色々ないいこともあるのになんと悲しい結末か!と悲しくなります。

遠い国のことと思っていたイスラム帝国やテロ、宗教への洗脳がyoutubeやネット、SNSを使用し、こんな簡単に世界中の若者に届いてしまうことに恐怖を感じました。

またイスラム国に入国する前は豪華な夢のような国であることを巧みに信じ込ませ、若者をこうやって戦闘員やその花嫁にするのかというリアルな状況が見れました。

SNSが普及し、海外にいても国境を超えなんでも共有でき、便利だなという反面、知らなくていいことすら知ってしまい、またそれを手助けする人がいれば簡単に実現できてしまう現状が恐ろしい。

ホント、鬱エンデイング、、、。

ヨーロッパ映画は鬱エンディング多いらしいね
むち

メンタルくるわ

こないだ観た戦場のピアニストばりにズシリと残ります。

シーズン1ですが、作者は他の作品を執筆中らしく、続編の情報はありません。

これはドラマですが現実はこういうことがたくさん起き、またもっと残虐なこともたくさんあるのでしょう。

しかし、私の子供たちにも大きくなったら是非見てもらおうと思った作品でした!

明るい気持ちになりたい方は絶対に見んとき〜や
むち

この関西弁満載な感想が皆さんの参考になれば幸いです★

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むち

ポーランド在住の駐在妻。 食関連の仕事を長年していました! 家で楽しむ『食』と『酒』のこだわりを発信中。 真似してもらうとおうちご飯が格段に美味しくなります! たまにポーランドのこと、子育てのことも書いています。

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