海外赴任の準備中にいろいろな人から「ヨーロッパで日本の家電を使うには、大容量変圧器がいるよ」と聞いても、いまいちピンときませんでした。
そもそも変圧器ってなに?どうやって使うん?変圧プラグと何が違うん?
準備で大忙しの中、よくわからない変圧器を調べるのは時間もないし苦痛でした。
ただ海外赴任で現地生活する場合、大容量変圧器は絶対に必要です!と今なら大声で言えます。
そこで、この記事ではヨーロッパ・ポーランド赴任4年のむちが、変圧器の使い方とどの家電に使うのがベストかを写真付きでレポートします!
記事のポイント
- 海外赴任になぜ変圧器が必要かわからない
- 変圧器の使い方・メリット・デメリットが知りたい
- 実際に使っている様子が知りたい
- おすすめの変圧器が知りたい
- 変圧器が必要な日本の電化製品を知りたい
ちなみに海外旅行によく持っている「変圧プラグ」は、日本のコンセントプラグをヨーロッパのコンセントプラグに変えるためのアイテムで、電圧を変化させることはできないので、大型家電には使えません。(携帯充電器などに使う)
赴任準備で時間のない方は、とりあえずこの変圧器を一台買ってください!!!
目次
大型変圧器とは?
「日本の電気の電圧は100V」ですが、「海外の電圧は110V~240V」と様々で、そのまま日本の100V電源用の電化製品を使うと壊れます。
そこでヨーロッパで日本の電化製品を使うために、海外の電圧を日本と同じ100Vにできる機械が変圧器です。
変圧器は、ヨーロッパと日本の家電の間に挟んで中間地点をつなぐ役割をするのです。
日本の家電をヨーロッパで使うには、電圧を変えてコードに差す必要があり!
ちなみにこちらが世界各国のコンセントの形です。
ヨーロッパはC型になります。
【画像付き】変圧器の使い方
我が家では、変圧器に常に炊飯器をつなぎっぱなしにしています。
具体的には、ヨーロッパの電源穴に変圧器の電源を差し込み、変圧器に日本の家電のコンセントを差し込んで使います。
step
1日本製炊飯器のコンセントをつなぐ
step
2ヨーロッパのコンセントに変圧器のコンセントを差し込む
ヨーロッパはコンセントがC型なので、C型の変換プラグに変圧器のコンセントをかませて差し込みます。
これだけで、日本の家電をヨーロッパで使えるようになります。
ヨーロッパで大型変圧器が必要な日本の電化製品は?
変圧器が必要な家電は100V以上の電圧で、電力をかなり消費する家電です。
いろいろな日本製家電を持ってきましたが、現在もよく利用していて、絶対持ってくるべきおすすめ家電を紹介します。
ヨーロッパに持ってくるべき日本製電化製品
- 日本製炊飯器
- ホットプレート(たこ焼き器つき)
- ドライヤー
- ひげそり
- 低温調理器
- ホームベーカリー
- ブレンダー
- かき氷器
ヨーロッパ生活を充実させるためにも、この8つの家電は日本から持ってきて!
日本製炊飯器
海外では韓国米・イタリア米など購入できますが、とにかくおいしくはありません。
そこで日本製炊飯器・しかも高級なこだわり炊飯器を持ってくると、かなり美味しくお米を炊飯できるのでおすすめです。
たこ焼き器付きホットプレート
海外で日本食を外食すると、味は普通のお店でもとても高価です。
必然的に家で日本食を作る機会が増えるので、ホットプレートはとても便利です。
また、海外の方に人気No1とも言える「たこ焼き」ができるたこ焼き器付きのホットプレートを持ってくると、異文化コミュニケーションもカンペキにできますよ。
ドライヤー
ヨーロッパは硬水のため、肌・髪がガサガサになります。
日本製のシャンプー・リンスは購入できますが、日本価格の3倍します。
ちなみにドイツやイギリスでは買えるけど、ポーランドでは買えないで...
3倍もする日本製のシャンプー・リンスを現地で購入して補修するより、シャンプーリンスは現地のものを使用し、高性能ドライヤーを持参しケアする方がコスパが良いのです。
ひげそり
ヨーロッパで売られているひげそりはなかなか切れなかったり、説明書が現地語だったりと不便が多いものです。
日本で購入し、コンセントは日本タイプの海外ブランドを持っていけば、替刃は現地で調達でき、帰国後も日本で使えるので便利です。
低温調理器
ヨーロッパでは肉は骨付きかたまりで売られているので、とにかく調理しづらいです。
そこで便利なのがお湯に食材を入れてほっておくだけで調理完了の低温調理器です。
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ホームベーカリー
ヨーロッパ、特にポーランドでは、柔らかい食パンやパンはまったく手に入りません。
他の国でも手に入っても日本の3倍の値段がします。
ちなみにホームベーカリー用の強力粉は日本の粉を持ってこなくても、「manitoba(マニトバ)粉」を買えばおいしい食パンが焼けるので問題はありません。
ブレンダー
ヨーロッパではひき肉は売っていますが、肉のなんとも言えない臭いがキツく、我が家は食べられませんでした。
ひき肉の粉砕機でいろいろなお肉を挽いているから、臭いがキツイらしい。。。
そこでおすすめがブレンダーを持ってきて自分でひき肉にする方法です。
ヨーロッパではお肉はかたまりで売られていて、大容量で買った方が安いので一気にひき肉にし、冷凍しています。
ブラウンのマルチブレンダーは比較的買いやすい価格で、調理で必要な最低限の機能が付いているこの5ハンドブレンダーがおすすめです。
かき氷機
日本で食べられるのに、海外ではまず食べられません。
食べられたとしても、とても高価です。
特にお子さんがいる家庭は、日本からかき氷機とシロップを持ってくることをオススメします。
まとめ
海外赴任の際は、基本的に食材よりも調味料と日本の家電を揃えた方が、現地での生活が充実します。
日本の調理家電を使おうと思うと変圧器は必須です。
最初の赴任時が1番重量がある製品を持っていけるので、ぜひぜひ変圧器は最初に用意することをオススメします!!!