ヨーロッパ赴任、日本からなにを持っていけばいいのかわからない!
そこで、ポーランド在住歴4年の私が「ヨーロッパに本当に持ってくるべき」と思った調理器具をまとめました。
時間のない方は、以下を揃えてください!
- カトラリー
- 日本の包丁
小ぶりなパン切りナイフ
ピーラー(皮むき器)
日本製まな板
菜箸・お玉・フライ返し・木べら・泡立て器 - キッチングッズ
- 取り分け用小皿
サランラップ
ジップロックタッパー・ガラス容器
ジップロック
製菓グッズ
おべんとう箱
おはし箱
卵焼き器(鉄素材) - 日本の家電
- 変圧器
ブレンダー(※要変圧器)
圧力鍋
レンジ調理器
蒸し器(せいろ)
天ぷら用鍋
鉄素材の鍋
イワタニ やきまる
イワタニ あぶりや
ホームベーカリー(※要変圧器)
我が家の家族構成は、夫・むち・小学生の子ども2人の計4人家族です。
「単身赴任」「夫婦2人」「子どもが多い」など、自身の家庭状況に合わせて、記事を参考にしてください。
ヨーロッパの調理器具事情
サイズが大きい・使いにくい・とにかく高い・値段に合わない雑な造り。
日本にあるような便利グッズはほぼ見つけられない。
アルミホイル・キッチンペーパー・ゴミ袋・使い捨て手袋・キッチンペーパー・キッチンタオルはどこでも購入できる。
【海外転勤】引越し移住準備物リスト|日本のカトラリー
日本の包丁
私のオススメは日本製のGROBAL(グローバル)シリーズを持ってくることです。
普通のグローバル3点セットでも切れ味抜群ですが、さらに包丁の切れ味・持ちやすさを追求したイストシリーズがおすすめです。
ヨーロッパでは包丁を研ぐことも難しいので、専用シャープナーの持参もしましょう。
ヨーロッパで売っている包丁は、とにかく切れないものが多く、有名メーカーのものは切れ味がいいですが高価です。
ヨーロッパの野菜や果物は、硬くて大きいもの多く、質の良い包丁でないと切りにくくて大変です。
持ち手が海外サイズで大きかったり、説明書や保証が英語や現地語のため使いづらい!
グローバルイストシリーズより安く、1番ポピュラーなグローバルシリーズです。
イストより安く包丁とぎもついててお得だけど、赴任後は日本の商品が買えないから良いものを持っていくのがオススメやで。
小ぶりパン用ナイフ
ヨーロッパの主食はパンなので、必然的にパンを食べる機会も多くなります。
そんな時に、活躍するのが日本の小ぶりなパン切りナイフです。
有名なビクトリノックスの「グルメナイフ」なら、波刃で硬いパンだけでなくお肉やトマトもサクサク切れます。
さらに価格も1,000円台と買いやすく、手のひらサイズで軽くて持ちやすく、食洗機の使用もOKで良いことしかありません!
たくさんパン切りナイフは売っているけど、どれも長くて重くて使いづらい!!
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【ビクトリノックス グルメナイフ】パン切りナイフにおすすめはこのキッチンナイフ
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ピーラー(皮剥き器)
ピーラー(皮むき器)も持参必須アイテムです。
ヨーロッパでは有名ブランドの調理器具以外、その辺りのスーパーで手に入る安価な皮むき器は本当に切れず、サイズも大きく使いにくいです。
ヨーロッパではナスやきゅうりの皮も分厚いので、包丁ではとても切りにくく、ピーラーを使う機会が増えること間違いなしです。
日本の買印シリーズが、安価でも切れやすくてオススメ!
うろこ取り
魚は基本皮付き!うろこ付き!!
恐ろしい手間ですが、日本のように丁寧にうろこを取った魚はなかったり、場所によっては1匹買いになります。
うろこ取りは本当に重宝するので用意してきましょう。
日本製まな板
日本製のまな板と、うすいプラスチック素材のまな板を持ってくると便利です。
特にオススメはこの「丸いまな板」です。
丸い形で切った野菜を周りに置きながら、他の野菜を切れる優れもの!
ヨーロッパでは使い勝手の良い小さいサイズがなく、重い木か分厚いプラスチックまな板が多く使いづらいです。
菜箸・お玉・フライ返し・木べら・泡立て器
毎日使う調必須理器具、菜箸・お玉・フライ返しや木べら、泡立て器は必ず持参しましょう。
100均一にありそうな簡素な調理器具でも、ヨーロッパでは日本の3倍以上の値段がして、さらにすぐ壊れます。
また、とても大きいものが多く、とっても使いにくいです。
菜箸は売っていませんし、売っていても先端が丸く太く、とにかく掴みにくいものが多いです。
無印良品のシリコンスプーンは良すぎるから2つ持参した!
【海外転勤】引越し移住準備物リスト|キッチングッズ
次に持ってくると便利なキッチングッズを紹介します。
ヨーロッパの無名製品は基本的にお値段以下・ショボイ・すぐ壊れる!と考えて〜
取り分け用小皿
ヨーロッパは大皿で1人一品食事をして終了するので、取り分ける文化がなく、小さいお皿が本当に売っていません。
IKEAはどこでもあるので、子供用のプラスチック食器は購入できますが、大人も使えるような小皿の食器はありません。
とにかく日本食が恋しくなり、家で作る回数が増えます。
なるべく日本らしい小皿を用意するのがオススメです。
重い食器は船便で送ればOK!
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サランラップ
ヨーロッパのラップは切れ味最悪・電子レンジ不可と最悪の使い勝手です。
ラップが使い物にならないのはポーランド以外、ヨーロッパならどこでも同じです。
各サイズ20本以上は持っていくべし。買えないから。
さらに現地で買うサランラップを詰め替える方法もあります。
サランラップの種類によってサイズが合わない可能性もあるので、使えない可能性もあることに注意してください。
ジップロックorガラス容器
ヨーロッパの野菜や果物はサイズがとても大きく、一回で使い切ることがなかなかできません。
そんな時、小分けにして保存できる小さめのジップロックかガラスの容器を持ってくると便利です。
ヨーロッパの保存容器は粗悪で高くて使いづらいといいことがありません。
この2種類はまじで便利!2個づつ買ってくるべきやった!!!
レンジでゆで野菜シリーズもザル付きで安価でとても便利です。
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さらにご飯用小分けコンテナも必須です。
ヨーロッパには米文化はないので、フタを取らずに一部だけ開けて、そのままレンチンできる便利なご飯用タッパーは存在しません。
ジップロック
冷凍保存・冷蔵保存・旅行の際に食材を持っていくなど、何かと便利なジップロックはヨーロッパではとても高価です。
また、ポーランドでは販売されていません。
ぜひ、サイズ違いで大量に持ってくることをオススメします。
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製菓グッズ
巨大で甘すぎるホールケーキばかりなので、ヨーロッパ赴任中はお子さんの誕生日ケーキは手作りすることになるハズです。
ヨーロッパではケーキはタルト生地が中心で、スポンジケーキを作る文化はないため、底の抜けるスポンジケーキ型もありません。
クッキー型やケーキ型など、日本のように小ぶりで使い勝手のいいものはありません。
また、お菓子作りが趣味の方もぜひ、丈夫で使い勝手の良い日本の製菓グッズの持参をオススメします。
\日本のアニメキャラは世界中で人気/
反面、カラースプレーやアラザン、色ペンなど、デコレーション商品はかわいくて安いものがたくさんあるよ〜
おべんとう箱
海外のお弁当=サンドイッチかフルーツそのままを入れるくらいで、手の込んだものは作りません。
そのためお弁当箱もサンドイッチ用で隙間があり、「おかずの汁もれ」が起きます。
旅行に行くにも西欧は高いからお弁当を作って持っていくこともあるで〜
購入はできないので、子供用だけでなく、大人用サイズも持ってくることをオススメします。
寒い季節が長いヨーロッパでは、保温お弁当箱も重宝します。
おはし箱
おはしの文化がないため、そもそも売っていません。
また、フォークスプーンセットはありますが、やたら大きかったり入れ物は付いていなかったりと不便です。
サーモスのセットは軽くてコンパクトで使いやすい!
お子さんがいるご家庭は、子ども用のおはしセットも用意がオススメです。
お弁当用グッズ
ヨーロッパではお弁当をデコレーションをすることもなく、そのためのアイテムもありません。
デコレーションだけでなく、バランやカップ・ピックも用意すると便利です。
何回も使えるシリコンカップは油が付いてとるのが大変。使い捨てが使いやすいよ〜
インターナショナルスクールに子どもが通う場合、1日2回のスナックタイムがあるので小分けできるプラスチック容器の用意もオススメです。
日本のアニメキャラグッズは海外でも大人気!
卵焼き器(鉄素材)
お弁当に欠かせない卵焼きを作る「卵焼き専用フライパン」もヨーロッパには売っていません。
テフロン加工は軽くていいですが、鉄板でフワフワ美味しく、フライパンも長持ちする鉄素材のフライパンがオススメです。
【海外転勤】引越し移住準備物リスト|調理器具(家電)
とにかく日本食がない・おいしくないヨーロッパ。
おいしい日本食屋さんは、めっちゃ高いで!!
日本の調味料や食材が手に入りにくいので、ラーメンでも一杯2,000円はします。
必然的に日本食を家で作る回数が増えるので、そんな時に便利な調理器具を紹介します。
変圧器
まずヨーロッパ生活で、100V以上の日本製家電を使うためには必須です!
必ず変圧器を持っていきましょう
うちは炊飯器・調理器具用に1台キッチンに。もう1台を日本のドライヤー用に洗面所に置いてるで
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ブレンダー(変圧器必要)
ヨーロッパはひき肉が粗く硬く、鮮度も悪くおいしくないことが多いので、自分でお肉を挽いて作るのがオススメです。
その方がジューシーでとっても美味しいです。
また野菜も大きいのであまりがちになるので、スープやブレンダーで細かくしてお料理に入れると栄養満点です。
ブラウンブレンダーはヨーロッパでも買えるけど、コンセントがヨーロッパ仕様。
帰国後も使えるように日本で買ってきたほうがいいで!
圧力鍋
海外は肉料理はオーブンで焼くため、ほとんどが「骨付きかたまり肉」です。
そのまま入れてすぐに柔らかくなる圧力鍋はとても重宝します。
説明書やレシピ・保証も日本で受けられた方が後々はいいため、日本で購入することをオススメします。
現地購入は「説明書が英語か現地語」「補償が現地のみ対応」で使いづらい!
レンジ調理器
電子レンジはヨーロッパでも普及していて便利なので、レンジ調理器を持ってきてください。
オススメは「レンジで茹で野菜」か「ルクエ 」です。
お肉や野菜のサイズが大きいので、レンチンするだけで下ごしらえが早くできます。
蒸し器(せいろ)
ポーランドは農業大国で野菜がおいしいので、蒸すだけで立派な1品になります。
「せいろの蒸し器」でゆで、そのまま食卓に出せばお店のような見た目&皿いらずで便利です。
ドレッシングは別皿に入れてつけて食べてね!
せいろは水洗いだけでお手入れ完了!
\ミルクパンに載せて蒸すだけ/
天ぷら用鍋
天ぷら・串カツができるセットになった揚げ物専用鍋がオススメです。
揚げ油は安いから、自宅で串カツや天ぷらをするのがコスパよし!
\家族が少ない&単身者にはこのサイズ/
鉄素材の鍋
せっかく塊のお肉が売られているヨーロッパなので、お肉をおいしく焼ける鉄素材のフライパンを用意しましょう。
ヨーロッパではオーブンもしくはバーベキューとしてお肉は焼くので、小ぶりの鉄のフライパンはなかなか見かけません。
スキレットならアヒージョもできて便利!
イワタニ やきまる
ラップの次に絶対持ってくる方がいいのが、イワタニ やきまる です
カセットコンロ式・お手入れも簡単・お肉の脂がトレイに落ちてヘルシー・室内でも煙が出にくいと便利でメリットばかりの調理器具です。
焼肉屋さんがほとんどないので、家で焼肉をするのもオススメです。
替え用のプレートも一枚必須!!
ガスボンベはヨーロッパでも買えるから問題なし!
イワタニ 炙りや(あぶりや)
本格的に家焼き鳥・焼肉をするなら断然あぶりやをオススメします。
やき丸より本格的なあぶり屋は、重い鉄板でお肉を焼くことで、お肉に焼き目が付きかなりおいしそうな見た目になります。
また鉄板を串おきに替えることで、お店焼き鳥が楽しめます。
ただし、鉄板が重くて洗うのが一手間。
簡単にしたいなら上の「やきまる」 がオススメ。
ホームベーカリー(変圧器必要)
ヨーロッパのパンは硬かったり、酸っぱかったり(特にポーランド )するパンがほとんどで、フワフワ食感の食パンはありません。
食パンを食べたい場合、自分で作るしかなく、食べたいので絶対作るようになります。
そんな時に必須が、日本のホームベーカリーです。
「おもち」も売ってないので、お餅も作れるこちらがオススメです。
餅米はアジア食材店or韓国食材店で日本と同じ価格で買えるよ〜!
電圧が大きいので、変圧器必須!
大きくて重いけど、家電を使うなら変圧器がないと使えない!
1台で2つまで稼働できるから、1台をキッチンに置いてね。
ここからは趣味です。
小さいグラス(主に瓶ビール用)
ヨーロッパで生活すると思った以上に日本食が恋しくなるので、小グラスでビールを飲むと気分がアガリます!
急須
日本茶をいれる文化は海外には基本的なく、紅茶用のポットは売っていますが、日本茶用急須は売っていません。
日本茶の雰囲気にマッチするものを持参しましょう。
ヨーロッパの紅茶にも合うならハリオがオススメ!
まとめ
ヨーロッパ(特にポーランド)は食材が大きく安くおいしく、料理をすることがとても楽しくなります。
ただ、日本の調理器具の繊細さ、使いやすさ、便利さに慣れているとヨーロッパの製品は使いづらくてたまりません!
また、日本食がとても恋しく、作るしかなくなるので自宅で満足いく調理ができる製品を紹介しました。
ポーランドに4年以上住んでいるむちが本当に欲しい&あれば絶対に食事に困らない調理器具をぜひ参考にしてくださいね!
赴任後も不便のない生活ができることを祈っています。
絶対すべているからウソと思わずにしっかり揃えてきてな!!!
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